東京リーダーターフェル1925 紹介


 当団は、ドイツの男声合唱に強くあこがれていた同志社グリークラブ出身の故山口隆俊や、後に全日本合唱連盟理事長を務めた故秋山日出夫などにより1925年(大正14年)に創立されました。以来、たゆみない演奏活動を継続し、本年で創立84年を迎える日本で最も歴史の古い一般の男声合唱団です。

 創立以来ドイツ合唱界との交流が深く、長い間我が国唯一のドイツ合唱連盟海外会員として活躍してきました。1959年(昭和34年)からはディートリッヒ・シュミット氏(現名誉指揮者,ドイツ在住)を客演指揮者に迎え、ドイツ合唱曲を重要なレパートリーとしてきています。1968,76,83,92,2003年と5回にわたりドイツ合唱連盟主催の合唱祭に招かれ、我が国の合唱文化を紹介すると共に、ドイツ各都市の合唱団との交流を深めるドイツ演奏旅行を行いました。これまで訪ねた都市は20を超えており、各地では心からの歓迎を受け、特にホームステイにより多くの友人を得ることができました。

 2003年6月にベルリンで開催された「第20回ドイツ合唱連盟祭」では、単独演奏会と共にアジア代表として世界5大陸代表合唱団による合同演奏会 "Waldbuehne" にも出演し、貴重な、そして感動的な経験を得ました。

 これらの交流の結果、ドイツから1972年にザールクナッペンコール、80年にベルリン・リーダーターフェル、94年にライプチッヒ・ノルトの各男声合唱団を、96年にはアウグスブルク混声合唱団を、さらに、2006年4月にはドイツ・ニーダーヴェルシュタットからコンコルディア合唱団を日本に迎えて、交歓演奏会を開催しました。2010年にはベルリン・リーダーターフェルの再度の訪日が予定されています。

 また、1984年からは隣国の韓国男声合唱団(KMC)との交流も始まり、東京・ソウルで持ち回りの合同演奏会を開催してきました。2005年7月には東京と金沢で9回目になる交歓演奏会を開催し、各新聞紙上でも高く評価されました。2002年4月には国際交流基金の支援も得て、ソウル・芸術の殿堂で第8回の交歓演奏会を、2008年5月にはソウル近郊の高陽市のオペラハウスにてKMCの創立50周年を祝う合同演奏会を開催し、日韓親善に大きく貢献しています。KMCとの交流により、多くの韓国合唱歌曲がターフェルのレパートリーに加えられています。

 一方国内では、1971年に各地の男声合唱団に呼びかけ、日本男声合唱協会(JAMCA)を発足させ、男声合唱の振興と相互交流を図ってきました。2004年7月には、全国から約500名が参加し、すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)で「JAMCA東京」を開催し、大きな感動を与えました。また、2008年9月には「JAMCA滋賀演奏会」に参加し650名以上の仲間と共に関西初のJAMCA演奏会を満喫しました。

 現在、団員数は約90名です。メンバーは20代から70代に及ぶ幅広い年齢層で構成されており、常にチャレンジ精神を持ち、より高い演奏を目指して努力を続けています。

 さらに、60歳以上の現役とOBのメンバーで構成される「リーダーターフェル・ジルヴァーナー」や女声合唱団「フラウエン・ターフェル」も活発な活動を続けており、一生涯、家族共々合唱活動ができる環境が整っています。なお、「リーダーターフェル・ジルヴァーナー」は、去る2008年3月に開催されました「第12回シニアコーラス・TOKYO・フェスティバル(主催・日本チャリティ協会ほか)」のコンクール部門におきまして、最優秀賞の厚生労働大臣賞(4回目)を受賞しております。